すっげー今更感。
もはや古典時代劇はオワコン。
終了の原因は
(他にも提供企業など様々な問題が絡むと思いますが)
時代の流れが主要因でしょう…
でしょう、が、しかし。
現行の水戸黄門はコンテンツとしての時代劇の終了とはまた別に
非常に残念な出来になっています。
ミスキャストだらけの主役陣、入浴シーンが無い(あってもなくてもいいと思うが)、
それら一つ一つは末節にすぎません。
表面に現れる要因のボトルネックには
「製作側がお約束を理解していない」
と言う事があると思います。
それは放映作品の脚本に如実に現れており、
例えば、
・前期において弥七が山中で道に迷う(偶然、敵のアジトを発見w)
・二期において、弥七が重要な人物を匿い、雨宿りをしていたところを敵方のチンピラにたまたま見つけられた挙句、尾行され隠れ家を割られ、さらに重要人物を浚われるという失態を晒す。
・格さんがただのチンピラ
・助さんの方が強そう
まず、風車の弥七というのは、光圀の懐刀なわけです。
設定的には助格よりも光圀との付き合いは長く、その実力からも全幅の信頼を置かれている。
弥七は強いんです。頼れるんです。なにせ元忍者なんです。
それなのに内藤弥七は全然ダメ。忍者が道に迷うとかありえませんし、
素人の尾行に気付かないなど、あってはいけません。
容姿について先代と比べるのはかわいそうですけど、内藤氏は体の線も細く、顔も緩すぎます。
(三枚目役が多いというのも理由だと思いますが)
また、助さん格さんについては、現在の東・的場のそれは過去のものとは設定が少し異なるようですが、
原作の基本設定は
「助さんは色男で女好き、剣の達人」「格さんは実直・まじめで、柔術の達人」
(流派の都合上格さんの方が総合的な戦闘能力では勝ります)
そして、格さんの方が元となった人物の位が高いため、上座に立つことになっています。
また、左腰に帯刀する武士にとっては、左側面は死角になる(抜いて戻して切りつける必要がある)ため、護衛対象の左側により強い人物を配置する、という隠れた理由も考察することが可能です。
しかし今の格さんはやたらと喧嘩っ早く、顔つきからしてチンピラの域を出ません。
今日などついに女を殴ろうとしました。
とても助さんより位の高い職についている人物には見ません。
また、護衛の配置についてはおそらく設定資料にすら載っていないでしょうが、
時代劇であれば時代考証をする最中で必ず行き当たる問題です。
結局、お約束を大事にしない、時代考証も大してしない、
そんな現在の製作陣の姿勢が脚本や映像に悉く表れているのだな、と思います。
また、監督が外国人であると言う事もそれと関係していないとも思えません。
とりあえず、今のオワコンな水戸黄門は一旦終了していただいて、
いつか新しい形で復活すればいいんじゃないかな、と思います。
その点、暴れん坊将軍の復活劇は印象的でした。
まさか仮面ライダーとコラボするとは…
時代劇と変身ヒーローは、勧善懲悪という本質を共有しているんですよね。
この組合せには目から鱗をを10枚ほど落とさせていただきました。